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しわ治療などに使われているボトックス
このボトックスを点鼻することで、花粉症の症状(鼻水・鼻づまり・目の痒みなど)を副作用なく軽減させることができます。
鼻腔に薬液を点鼻するだけなので、痛みがなく、さらにダウンタイムのない治療となり、施術を受けた当日~翌日には花粉症の不快な症状を抑えることが出来る最新の花粉症治療です。1回の点鼻治療で、約2~4週間程度効果が持続します。
ボトックス点鼻によって、神経伝達物質(アセチルコリン)の放出をブロックする働きを応用し、鼻の粘膜の神経(副交感神経)の働きを抑制することで、鼻水などの分泌を止めて、花粉症の症状を軽減させる治療法です。
ボトックス点鼻の効果
効果の持続には個人差がありますが、2~3回の治療で1シーズンの花粉症の症状を抑えることが可能となっており、治療回数を重ねても効力が低下することはほぼありません。
また、花粉症の症状が出てからも治療が可能で、即効性があります。
鼻炎薬特有の口や鼻の乾き感、眠気やだるさがでないため、仕事や勉強、車の運転など、日常生活に支障をきたす心配がありません。
安全性が高いとされている「ボツリヌストキシン製剤」を使用した場合には、副作用がほとんど無く、アレルギーテストも不要です。
また、抗アレルギー薬の内服も併用も可能です。
仮に点鼻したボトックスが流れて少量飲み込んでしまった場合でも、喉の粘膜や嗅覚への影響もないとされているのでご安心ください。
ボトックス点鼻を受けられない方
- 以前にボトックスで治療して異常反応があった方
- 妊婦、授乳中の女性の方
- 子供を作る計画があり避妊をしていない女性の方
- 筋萎縮性側索硬化症、重症筋無力症等の全身性の神経筋接合部の障害を持っている方
施術の流れ
カウンセリング
カウンセリングを行い症状などから適応があるか診察します。
施術
注射器を使用して、ボトックスを直接両鼻に滴下します。
施術後
滴下後は約5~10分間横になっていただき、鼻の粘膜にボトックスを浸透させます。 滴下後、ボトックスが喉に流れて飲み込んでしまっても、喉の粘膜や嗅覚への影響はないとされています。 ※その他の花粉症治療との併用も可能です。
料金(税込)
ボトックス点鼻 | 9,900円 |
ノイロトロピン
ノイロトロピンとは
ノイロトロピンは「ワクシニアウィルス」という安全なウィルスを、ウサギの皮膚に注射して炎症を生じさせた組織から抽出した非蛋白の活性成分を有する注射のことです。
ノイロトロピンは鼻粘膜にあるアセチルコリン受容体が増えるのを抑え、さらに、好酸球の浸潤を抑えることができます。これらの働きによって、花粉症のアレルギー症状を緩和することができます。
ノイロトロピンの効果と治療回数
鼻に局所的に効くだけではなく、体全体でおこっているアレルギー反応を抑制するため、ノイロトロピン注射は花粉症による目の周りなど全身の皮膚のかゆみにも効果的です。
腰痛症、頸肩腕症候群による痛み、神経痛、掻痒感などを軽減する効果もあります。
ただ、花粉症への効果について個人差があり、注射のみで症状が良くなる方もいれば、抗アレルギー薬の併用が必要な方もいます。
方法は静脈内、筋肉内あるいは皮下に注射します。
注射の回数は、1シーズン3~7日おきに3回~6回が基本となります。
副作用
発疹、掻痒感、眠気、ほてりなど
料金(税込)
ノイロトロピン注射 | 5,000円 |
薬剤療法(保険診療)
保険診療の中でも当院では下記の診療メニューをご用意しております。
抗ヒスタミン薬
花粉症治療の中でも、基本となる薬物療法が抗ヒスタミン薬です。
アレルギー症状の原因となるヒスタミンの働きを抑えてくれる働きがあります。
効果としては、くしゃみや鼻水、鼻づまりといった症状を抑えます。
抗ヒスタミン薬は眠くなるという副作用がありましたが、最近では「第2世代抗ヒスタミン薬」が登場し、副作用も軽減されています。
抗ロイコトリエン薬
ロイコトリエンもヒスタミンと同様、アレルギー症状を起こす化学物質です。とくに血管を広げて粘膜の腫れを引き起こし、鼻づまりを起こします。
花粉症の症状の中でも、特に鼻詰まりがひどい際に処方されます。
ステロイド薬
花粉症の症状が強く出たときに使われるのが、ステロイドによる治療方法です。
花粉症のすべての症状に対して効果があります。
しかし、ステロイド薬には強い副作用も報告されています。当クリニックではステロイド治療はあまりお勧めしておりません。